「めざせ!! やなせたかし先生」に行ってきました!
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平成28年2月14日(日)に開催された、高知県立香北青少年の家主催事業「めざせ!! やなせたかし先生」に行ってきました。
この事業は、やなせたかし先生のふるさとである香美市香北町で、まんがを通じて子どもたちの表現力や発想力を高め、人間本来の感動や活力を喚起させようと今年初めて企画されたものです。県内のプロ、セミプロの漫画家が講師となって、まんがの描き方をはじめ、様々な表現方法について、みっちりと1日かけて、レクチャーしてくれます。
開会の挨拶の後、登場したのはアンパンマンミュージアムから、やなせうさぎと事務局長さん。
やなせたかし先生のことをわかりやすく、楽しく、紹介しようと、全員参加形式で、20問のクイズが出題されました。
“Q1 やなせ先生はどうして、ご自身のキャラクターをうさぎにしたのでしょうか”
“Q2 やなせ先生が通った小学校は?”
“Q3 やなせ先生のあこがれの先生は誰?” などなど。
あなたは知っていますか?
(答えは最後に掲載します。)
そのあとに登場したのは、本日の講師 橋村政海先生。
「えりんぎの丘」「べんぐだけの里」など、どこかで聞いたことのあるような名前のお菓子の制作し、ご自身のブログで紹介していたことがインターネット上でも話題となった方です。日常の生活の中に、何かおもしろい発見はないか、まんがに繋げることはできないかを常に考えているそうです。
まずは、動物の書き方を皆で練習。
動物と人間の違いの特徴は鼻の下にあるのだそうです。人間は鼻の下の線がまっすぐ。動物は湾曲して口につながっています。
先生にそういった作画のポイントを教えてもらうと、何だか自分でも上手く描けそうな気がするから不思議です。
そうした動物の作画練習の後挑戦したのは、紙粘土での動物づくり。指先に力を込めて紙粘土をこねる作業は、集中力を高めることにもつながるようです。「これは他の研修の時のオリエンテーションでも使えそうやね。」「紙粘土を触るのは何年ぶりやろ。手触りが気持ちいい。」事務局のみなさんも一緒になって夢中で紙粘土をこねていました。
まず創作したのはくまさんの顔。「みんな、同じものをつくろうとしても、出来上がるものは微妙に違うよね。それが個性だから。無理に個性を出そうと努力しなくても、自然に個性って出るものだから。」と橋村先生。
(左の写真は橋村先生の作品です。さすがに美しい。。)
午後の時間は、デジタルビデオカメラを使ってアニメーションの原理を学び、一枚紙を使ったアニメーション作りに挑戦しました。
半分に折った紙をぱらぱらまんがの要領で動かすことで、絵が動いているように見えます。「ないもの」が「あるもの」に変わるよりも、「少しある」ものが「大きくなった」ほうが、より、動いたという実感がします。そんな錯覚の不思議に、みんなで作品を見せ合いながら、夢中になって作品制作に取り組みました。
時間中、先生が度々口にされたのは、「出来上がったものが上手いか下手かではなくて、いかに途中経過を楽しんでつくったかが大事なんだよ」という言葉。ぶきっちょさんも(私)、すでに立派なクリエイターの卵さんも、間違いなく、途中過程を大いに楽しんでいました。
クリエイターの卵さんたちの立体作品。おいしそう。。。
そんなふうに過ごした「めざせ!! やなせたかし先生」的な一日。
こういった授業が、今年度中にあと2回も企画されています。
https://mangaoukoku-tosa.jp/articles/page.php?ID=1392
ご都合のつく方はぜひ、参加してみてください。お勧めです。
やなせたかし先生クイズの答え
Q1 うさぎは気が弱くて逃げ足が速くて、自分に似ていると思うから。
Q2 後免野田小学校
Q3 「フクちゃん」の横山隆一先生
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