【甲子園】第26回 まんが甲子園予選審査会 審査員の先生方の講評

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更新日 : 2017/06/23

平成29年6月23日(金)に行われた予選審査会での審査員の先生方の講評をご紹介します。

牧野圭一先生


牧野色紙

 26回を重ねたまんが甲子園は、驚くべき進化をとげています。絵の表現はもとよりテーマに対する対応の仕方が、作品の画面からも伝わって来るようになりました。一朝一夕では到達し得ない段階です。

 私は、この大会に第1回から参加し続けて来ましたので、その大きな流れと変化を読み取ることが可能です。

 マンガ文化を取り巻く日本社会全体の変化も見逃してはなりません。『ジャパンクール』と表現される日本の新しい文化の中核に『漫画・まんが・マンガ・MANGA』と評される分野が明確に浮かび上がって来ました。

 『まんが甲子園』は、この時代の大きな変化を26年前に汲み取り、形にして運営して参りました。その“先見の明”は、高知県のスタッフの皆様と共にあってのことでありますが、今、参加して下さっている高校生諸君の作画態度と、作品そのものの中に反映されています。入賞した作品を目の前にすると、何時間も話し合いたい気持ちが湧き上がって来ます。初期の頃の作品と比べると、その深さが全く違っていることに気付かされます。

 ここに至った経緯を関係者の皆さん、高校生の皆さんといっしょに喜びたいと考えます。


くさか里樹先生


くさか色紙

 

 高校生らしい勢いのある作品に元気をもらいました。
 予選敗退となった学校の中にも本選に是非とも残したかった作品が多くあり、レベルが高かったんだなと改めて感じさせられます。大爆笑したものもあり、審査はほんとに楽しかったです。
 反面、どちらのテーマを描いたのかわからないものも多く、テーマをもう一段深く調べて理解する作業が必要だったかなと思いました。
 忙しい高校生活の中でみなさんがまんが甲子園にチャレンジしてくれたことが、思い出となり、これからの力になると信じています!


Moo.念平先生


Moo色紙

 今年もモーレツに難しく、楽しい時間が終わったぁ。
 テーマ「二刀流」の竜のネタかぶりは壮絶でありましたが、絵が一生懸命描かれていたので見応えがあったぜ!
 考えてみました、なぜ同じネタが並ぶのか…………お前ら思いつきだけですぐ描き始めとるからじゃ――っ!
 お客さん(見る人)を楽しませよう、ノックアウトしようと思ったら、そのテーマについてのいろんな可能性を考えまくって紙に書き出す。多ければ多いほど“オモシロ選択肢”は広がり、他のヤツらが絶対に思いつかないようなアイデアもその中に必ずある。それをきたえて、磨いて、飾って我々に見せてくれ!君たちにしか描けない作品を全国の、いや世界中の人たちに見せつけてやれ!!(宇宙人は無理)
 その熱きオモシロ魂こそが『まんが甲子園』で天下を取る!
 何もムズカシイ事ではないっ。「まんが大好き!」という君なら必ず持っている“人を楽しませる心”こそが第1歩であり、いちばん大事な武器なのだ!


ひのもとめぐる先生


ひのもと色紙

 解釈がわからーーん!!
 …という作品が多い第26回まんが甲子園予選審査でした。ひと目みて伝わるものが当たり前に良作とは思うものの、私が読み違えてないか?もっと他の素晴らしい解釈はないのか?探して探して考えまくった予選でした。
 線一本から伝わる熱か何か深い意味を思わせたくさん話し合いもしました。
 結果、30校(海外を含めると33校)の作品すべてがバラエティに富んでいて満足!という感じ。全体的にはネタの練り込み不足がありました。描こうとしている題材について、よく調べていないなど、ネタの根幹に関わる部分がぐらついている作品が目立ちました。この絵で、この構図で、この表情でいいのか?セリフはもっと言い回しをよくできないか?など見直しに見直してほしいです。
 また、たくさん描き、見てもらい、「読者像を想像して」取り組むイメージを養ってほしいです。
 いいネタ、着眼点、絵柄…いろんな良さがありつつも、そこがかみ合っていないがため「惜しい〜!」というものが多数でした。
 高校生は基本3年!まんが甲子園は一生のうち3回しか参加できないわけです。あなたの魅力を死ぬ気でひき出してほしい!そんな33校が本選へ行きます!


久米弘夫先生


久米色紙

 

 今年初めての参加でした。点数が多いので一枚一枚もっと時間をかけて見られたらと思いました。一目みて惹きつけられる作品が何点かありました。
 絵柄とアイデアがシンプルで迫力がすぐ伝わってくる作品が強いです。その点時間をかけて文字を読んでいかないと意味がすぐにわからない作品も多かったように思いました。
 4コマとか8コマのまんがでも絵自体が可愛く親しみのわく作品もあり好感が持てました。「二刀流」のテーマも「〇〇ファースト」もあまりストレートすぎてもう少し捻りが欲しいと思われる作品も多かったようです。難しいですが。


岩神よしひろ先生


岩神色紙

 

 「二刀流」「〇〇ファースト」がほぼ半々の応募数で楽しくも大変な審査でした。
 それぞれのテーマに対し、直球勝負の作品からウィットに長けた作品、はたまた、捻りすぎてよくわからなくなってしまった少し残念な作品もありました。
 やはり本戦に残った作品は、描いた意図がわかりやすく伝わっています。閃いただけでは内容が弱いし、仲間内だけで話し合って煮詰めても内輪ネタで止まってしまったりします。できるだけ多くの人に伝わるに越したことはありませんが、「10人いたら8人に伝わるようにするにはどうしたらよいのか?」という方向で内容を詰めていってください。
 本戦に残れなかったチームは、ほんの少しその部分が足りてなかったのかもしれません。しかし、ほんとに近差の勝負でした!!次回期待しています!

 


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