華々つぼみ先生インタビュー

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更新日 : 2016/01/29

高校生コミックイラストコンテストのグランプリ獲得を皮切りに、
いくつものコンテストを次々と受賞。それらがきっかけで
高知県在住で、プロのイラストレーター、漫画家になった華々つぼみ先生。
ずっと夢だった漫画家になるまでの想いや、現在のお仕事、
高知のまんが文化等についてお聴きしました。


まんが甲子園ポスター

はじめてのコンテスト応募

子どもの頃は外で遊ぶよりも、屋内の遊びが多く、絵を描くことや本を読むこと、想像する(ストーリーを考える)ことが好きだった華々つぼみ先生。小学生になる頃にはすでにオリジナル絵本やまんがを描いていました。そんな華々先生が、とても好きで、影響を受け、ビデオを繰り返し観たのが『セーラームーン』。中学生になると漠然と漫画家になることを意識しはじめたそうです。華々先生にとって、まんがやイラストを描くことは、子どもの頃から既に生活の一部になっていたようです。

2009年6月、日本工学院×pixiv×WACOMの共催で実施された第1回「高校生コミックイラストコンテスト」でグランプリを獲得。しかし、はじめてのコンテスト応募は、テーマや構図が思い浮かばず、何日も悩んで苦労の連続だったと話します。「描いては消し、描いては消しを繰り返しているうちに、上手く描けない自分に段々と辛い気持ちや悔しい気持ちが溢れてきて、もう止めてしまおうと何度も思いました。ある時、ふと今の自分の状況をテーマにして、そのままイラストに描いてみたらと考えついたことが突破口となり、そこから仕上げまで一気にイラストを描き切れました。その作品がグランプリをいただけたことがきっかけで、現在の色々なお仕事にも繋がっています。凄く思い出に残っている作品です。」と振り返ります。

 

右)平成25年、第22回全国高等学校漫画選手権大会「まんが甲子園」のポスターを描いたのが華々つぼみ先生。

まだまだ駆け出しの「つぼみ」

ペンネームの由来は、「華」という字を好きだったことと、まだまだ駆け出しの「つぼみ」だからという華々先生。作品をつくる上で一番気を使っているのは、読者を意識することだそうです。
「自分の好きなことを描くのも大事だとは思いますが、あくまでも読んでくださる方がいるからこそのまんがだと思っています。漫画家は、基本的にずっと一人でする仕事で、体調やスケジュール管理が全てそのまま自分に返ってきてしまうところが大変です。そんななかで、読者の方から反応をいただけるのが一番嬉しいのです。今はネットですぐに感想をいただけますし、サイン会などでお話を聞かせていただくのも凄く励みになります。そういえば初めてのサイン会の時は、私の前で泣いてしまった女の子がいて、私もつられて一緒に泣いてしまいました(笑)。」

出版社の担当者との打ち合わせは、基本的に全て電話やメールで、次回のストーリーや数話先の展開についてまで相談する形をとっていると華々先生。その結果、自宅にこもり机の前に座って仕事をしているので、運動不足になりがちだと苦笑します。「一作ごとのスケジュールとしては、まずネームを考えるところから始まりまして、これが大体1日か2日です。それを下書きに起こすのに2、3日程かかります。ペン入れにまた2、3日。仕上げまでが1日半といったところでしょうか。」

華々先生は現在、KADOKAWA「コンプティーク」に連載されている『ちびちゅき!2学期』や、芳文社「まんがタイムきらら」連載の『きらきら☆スタディー〜絶対合格宣言〜』をはじめ、コミックキューン内で『クロちゃん家の押入れが使えない理由。』、娘TYPE内で『放課後娘たいぷ』など、多くの作品を発表しています。また、北海道の襟裳岬を舞台にした地域おこしの作品に携わったり、今はゲーム関係の仕事、キャラクターデザインなどに興味をもっているといいます。

チャンスは見逃さないで


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 「まんがを描くうえで、背景の参考に写真を撮ることは良くありますね。あとはキャラクターの服装などは少し古めの雑誌を資料にします。」と話す華々先生の作品『コドクの中のワタシ』の中には、犬ミミしっぽ娘、超能力娘、吸血鬼、自称天使、ナゾの宇宙人という、不思議な登場人物がいます。こういったキャラクターは、小さい頃から考えていた空想のキャラクターをそのまま作品に組み込んだものだといいます。

華々先生は、「高知でまんが制作をしていると、まんが甲子園の影響がもの凄く大きいことを感じます。デビューするきっかけになった高校生コミックイラストコンテストもそうですが、賞に応募してみたいという若い人は全国に沢山いるはずです。まんが甲子園は、そんな若い人達の目標になっています。そういった人達のために、まんが甲子園以外にも、もっと漫画家やイラストレーターになるための登竜門的なコンテストを開催する場所になってほしい。」とおっしゃいます。

「今、漫画家を目指している皆さんには十分過ぎるくらいのチャンスが広がっているはずです。それを逃すことだけはないように頑張ってください。」

華々先生は、温かく、また力強く、漫画家を夢見る若者たちにエールを送ります。そして言葉の端々から、まんが王国・土佐への期待感が伝わるインタビューになりました。


華々つぼみ先生プロフィール

高知県出身、在住の漫画家、イラストレーター。

2006年、高校生コミックイラストコンテストにおいてグランプリを獲得。高校生の時から角川書店の雑誌『ザ・スニーカー』などでイラストレーターとして活動を開始。翌年、『コンプティーク』で漫画家として連載が始まる。その後は多くの作品を発表。詳しくはホームページ「ノートの片隅から」

http://atelier10colors.blog.fc2.com/


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