まんが・アニメファンの熱気が高知市文化プラザ「かるぽーと」を包んだ「まんさい」レポート!

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更新日 : 2016/01/05
まんが・アニメファンの熱気が 高知市文化プラザ「かるぽーと」を包んだ 「まんさい」レポート!

こうちまんがフェスティバル2015「まんさい」が、11月7日と8日の2日間、高知市文化プラザ「かるぽーと」で開催されました。会場には小学生から中高生、社会人までの幅広い世代が、それぞれ関心を持つ展示を観たり、グッズを購入したり、体験イベントやステージイベントに参加したりと、楽しい時間を過ごしました。まさに、まんが王国・土佐を代表するお祭りです。その様子を、吉村光司まんさい実行委員長やボランティアスタッフへの取材を交えてお届けします。


まんさい会場図

まんがやアニメで高知を盛り上げたい!

この「まんさい」を主催する実行委員会はまんがやアニメが好きな人たちが集った委員会で、青柳プロダクション社長の吉村領さんを最高顧問に、印刷会社勤務の吉村委員長、コスプレイベントを主催している団体、同人誌即売会主催者、ライブハウス店長、大学生、横山隆一記念まんが館の代表者など約30名で構成されています。(まんさい実行委員会の詳しい内容についてはコチラ)
毎年11月のイベントが終わるとすぐその反省点や改善点を話し合った後、1月からは次のイベントに向けての話し合いが始まります。打合せはイベント当日に近づくほど増え、トータルで20回ほどは行っているそうです。吉村委員長いわく「会議は皆がワイワイとバザーしている感じ(笑)。みんな、まんがやアニメが大好きで『まんがで高知を盛り上げたい』『自分たちでまんがの花火を打ち上げたい』という熱い思いや誠意を持っているメンバーばかりです。イベント当日には毎年100名程のボランティアスタッフが参加してくれて、県や市の職員や、事業団の方々、中には退職されたり職場が異動になった方も来てくれます。その人たちも大変だけど、ニコニコしてくれているから、皆が楽しんでやってくれているんだと思います。実行委員だけではなく、こういった方に支えられてまんさいが成り立っているということはありがたいことです。」吉村委員長も大のまんが・アニメ好きで、初めてお客さんとして参加した「まんさい」に感動してボランティアとして手伝いたい!と思ったのが実行委員会に入ったきっかけだったそうです。



吉村委員長 「まんさい」オープニングセレモニー 「まんさい」会場

体験メニューでイキイキとした子どもたち

11月7日(土)午前9時45分、いよいよ「まんさい」のオープニングセレモニーが行われました。テープカット後、小学生たちにお菓子投げが行われると、会場は華やいだ雰囲気になりました。午前10時の開幕と同時に、3階の「フリークス ゲームカードバトルコーナー」や、メイン会場となる7階の「小学館コロコロコミック スタンプラリー inまんさい」の前に子どもたちは行列をつくります。

中でも実行委員会が「最も力を入れた企画の一つ」というのがエリア3(冒頭画像参照)で、そこにはゲームやまんが雑誌等を制作するスクウェア・エニックス、講談社、KADOKAWAの作品原画や複製原画の展示がありました。特に注目を集めたのは2日目のゲスト、小野大輔さんと近藤孝行さんが原作を務める月刊少年シリウスで連載中の「ナヴァグラハ」の原画展示コーナー。同フロアでは他に地元店舗がまんが・アニメのグッズや書籍を販売。ゲストにちなんだものも数多くあり、子どもから大人まで様々な世代の人達が集まっていました。

家族連れが集い、子どもたちがまんがや絵をイキイキと描いていたのはエリア2で行われた「まんがで遊ぼう!」です。ここにはキーホルダー、カレンダー、缶バッジ、絵手紙の制作コーナーのほか、4コマまんがをかこう、4コマ目にチャレンジ、”じもきゃら”安田朗(あんたろう)で遊ぼう!と、体験メニューが沢山あります。絵手紙の講師をしている中平さんは、「まんさいには1、2回目から参加しています。当時保育園だった子が絵手紙に毎年参加してくれて仲良くなり、今は高校生。年賀状のやりとりをしています。また、年に一回この会場だから会える方もいますので、それが楽しみですね。中高生や大人は声優さんのトークショーが目的だと思いますが、子どもたちはこのエリアで楽しんでいます。」と微笑ましい体験を話してくれました。


展示コーナー カードゲームコーナー アニメイトカフェ

実行委員のメンバーで、体験の講師をしている石川さんは、「子どもから大人まで楽しめるイベントを、実行委員が一年かけて考えています。今年は入口近くのエリア4に『大人企画』と題して、年齢層の高い大人の方も子ども達が遊んでいる間や、もしくは大人同士で昔を懐かしみながら往年のまんがを読めるようにして、より沢山の方が「まんさい」を楽しめる新しい企画としました。また、それがまんがによる親子のコミュニケーションになることもねらいのひとつです。幅広い世代にまんがを楽しんでもらえるイベントが、まんさいです。」と話してくれました。また、今年はじめてボランティアで参加した龍馬学園の専門学生さんは、「私はキーホルダーを作るコーナーにいましたが、小さいお子さんがたくさん来てくれて、頼られるという経験が今までなかったので嬉しいなと思いました。」と率直な感想を教えてくれました。その方はその後も体験コーナーの会場係をしたりと大忙し。しかし終始、充実した表情でした。


展示コーナー 展示コーナー 体験コーナー

スタッフもお客も一緒に楽しむ雰囲気

会場はエリア1から6まであり、エリア1はトークショーなどのステージイベント。エリア2は体験スペース、エリア3は原画展やグッズ・書籍等の販売、ロビー・廊下にはまんが王国・土佐PRブースなどが並びます。エリア4は大人企画や休憩スペースなど、エリア5は正木秀尚先生のまんがラボや、高知インティーズマガジンの作品展示やグッズ販売など、3階のエリア6は無料エリアでカードバトルやNHKアニメ&キャラクターブースでした。さらに、1階北広場は、あんさんぶるスターズ!とのコラボ「アニメイトカフェキッチンカー」が高知初登場。天候が良くない中でも2日間大行列を作り、大人気のコーナーとなりました。また、横山隆一記念まんが館内では村岡マサヒロ先生とのお絵かき対決「すみっこで会いましょう」が行われました。こうして主なメニューを書きだすだけでも、内容がいかに充実しているかがわかります。チラシに書かれた「まんがもアニメも皿鉢盛り!」にも納得です。

吉村委員長は、「まんさいに来たら、こんなにお客さんが来ているぞ、まんが好きの皆が力を合わせたら、こんなに楽しいイベントを作ることができるんだというところも含めて、『まんが・アニメってすごいね!』と思えるんじゃないでしょうか。コミックマーケット(通称コミケ)を象徴する言葉の中に、“お帰りください『お客様』”というのがあります。コミケに『客』はいない、スタッフも一般参加者も、すべての人が「参加者」であるという意味です。まんがやアニメには、そういった「みんなでイベントを作り上げていく」という文化があり、そのお陰かまんさいもお金(500円)を払って当日会場に来る方はお客さんではあるのですが、そういうお客さんオーラを出している人はほとんどいなくて、皆で一緒にこの空間を楽しもうという雰囲気が、良い空気感を作っているんだと思います。」と話します。


ステージイベント 展示コーナー 展示コーナー

熱い思いや誠意が伝わるから、成功する

「まんさい」がスタートして13年。今や中国・四国地方から、まんがやアニメの好きな人たちがこのイベントを目的に集まってくるほど成長しました。熱い思いや誠意を持っているメンバーが集う「まんさい」だからと、漫画家の先生、出版社をはじめとする企業さん、声優さんをはじめゲストの方々が協力してくれます。声優の小野大輔さんは、「若い人の情熱で成り立っているイベントだからこそ協力したい」とトークショーの中で話してくれたそうです。

「これだけ大規模で質の高いまんが・アニメのイベントが、ほとんど全てボランティアである実行委員の手作りで開催されているということは驚きです。その方々の熱意があるからこそ横山隆一まんが記念館をはじめとした市や県も「まんさい」を支えています。

13回目が終わったばかりですが、もう来年の開催に向けて動き出すそうです。「まんが王国・土佐」の底力は、漫画家のみならず王国に住む多くの人達が持つ“まんがを愛する力”だと実感した2日間でした。

 


写真のなるまちゃんなど、ゆるキャラも登場。 落第忍者乱太郎のコスプレをしたスタッフ 漫画の村岡マサヒロさんも参加 大盛況の「まんがで遊ぼう!」
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